しつけで脅しを使う悪影響を考察
皆さんは、日常で子どもにこんなふうに声をかけたことはありませんか?
・「早く片付けないとパパに言うよ!!」
・「早く寝ないと鬼が来るよ!!」
・「ご飯を残すと、口がなくなるよ。ママ、もう作んないからね。」
きっと、子どもはすぐに動いてくれたり、期待通りの行動をしてくれたりするでしょう。
なぜなら、怖いから。
そうです、この脅しの効果は一時的なものです。
そして、それ以上に子どもに悪影響を及ぼす可能性があるのをご存じですか?
一時的に子どもが動いてくれるので、つい使ってしまいがちなのですが…。
そんなわけで、今日は、「しつけで脅しを使う悪影響」についてお話したいと思います。
最後までお付き合いくださいね☆
【しつけで脅しを使う悪影響】
では、しつけで脅しを使う悪影響を3つあげます。
①「正しい行動が身につかない」
親が脅しの言葉を使って、子育てをしたとして、子どもには、親の言う脅しの言葉のみが記憶に残ります。
「片付けないと、おやつをもらえない、だから片付けよう。」、「お母さんに怒られるから、大人しくしてよう。」など。
怒られるから、貰えないから言うことを聞くのです。
そこには、「片付けると気持ちがいい。」「人に迷惑をかけてはいけない。」などの理由がないため行動の継続性や道徳性はありません。
結果、親の目が届かない所では、いつも通りの行動になってしまいます。
つまり、正しい行動が身についていないのですね。
②「自分の希望が通らない時、同じ方法を使う」
親におどされて行動する子どもは、脅しは有効であると学習します。
例えば、自分の希望が通らないとき友達にこう言うようになるでしょう。
「そのおやつをくれないなら、もう遊ばない。」
「俺の言うこと聞かないと、仲間外れにするけどいいのか?」
「ゲームを貸してくれないの?もう口きかないよ?」
上記のように言い、相手をコントロールしようとすることが考えられます。
自分の希望が通らない時に「脅し」の言葉を使うようになってほしくないのであれば、今日から子どもを脅すのはやめましょう。
③「脅し」は持続性がないため、エスカレートしていく
親は、「片付けないなら、おやつはあげないよ。」と言っても、おやつの時間になればあげたりするでしょう。
また「鬼が来る」と言っても、徐々に鬼なんか来ないことも分かってきます。
すると、子どもは親の「脅し」に慣れていき、結果、脅しの効果は薄れていきます。
子どもが脅しに慣れてしまうと、次に親はもっと刺激の強い脅しを与えようとします。
本当におやつをあげなかったり、ゲームを捨てたり…。
食事を抜くこともあるかもしれません。
脅しがエスカレートするうちに、虐待1歩手前になることもありますので注意しましょう。
【まとめ】
今日は「しつけで脅しを使う悪影響」というテーマでお話しました。
忙しい日常でつい使ってしまいがちになりますが、子どもの教育上良くないことが多いのが事実です。
自分の言葉に少し気を付けながら、楽しい子育てをしていきましょうね!!
明るい家庭と、楽しい子育てライフをおくりましょう!!